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脳科学研究科神経計算部門の松井鉄平教授らの論文がCerebral Cortexに掲載されました。

2024年8月8日 更新


松井鉄平教授らの研究グループは、ヒトが「おいしいけれども健康によくない食べ物」に対して「健康にいいけれどもおいしくない食べ物」を選ぶときに前頭前野が活動し,その活動は長期的な利益を最大にする自制心の強いヒトほど大きくなることを発見しました。今回の結果は、ヒトが健康を優先して食品の選択をする際、前頭前野の自制の機構が重要な役割を果たしていることを示唆しています。この研究はアメリカの学術論文誌Cerebral Cortexで7月26日に発表されました。

本研究は群馬大学情報学部(地村弘二教授)、自然科学研究機構生理学研究所(定藤規弘教授)、株式会社アラヤ(近添淳一チームリーダー)との共同研究として行われました。 


論文情報
論文タイトル:Continuous decision to wait for a future reward is guided by fronto-hippocampal anticipatory dynamics
著者:Reiko Shintaki, Daiki Tanaka, Shinsuke Suzuki, Takaaki Yoshimoto, Norihiro Sadato, Junichi Chikazoe, Koji Jimura
https://doi.org/10.1093/cercor/bhae217