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カリキュラム(修了要件・設置科目)

※ 以下は、2017年入学生からのものです。

【修了要件】
  1. 一貫制博士課程に5年以上在学していること。
    ただし、優れた研究業績をあげたものについては、同志社大学大学院学則第7条の規定により、3年以上5年未満の在学であっても修了できる。
  2. 研究指導科目の 脳科学研究基礎実験Ⅰ~Ⅳ 8単位、脳科学研究特殊実験Ⅰ~Ⅴ 10単位を含め、合計40単位以上を履修すること。
    講義科目研究指導科目(必修)論文
    必修選択脳科学研究基礎実験(Ⅰ~Ⅳ)脳科学研究特殊実験(Ⅰ~Ⅴ)
    17[5以上]810
    40以上 

    なお、1. のただし書きの3年以上5年未満の在学で修了する場合の研究指導科目「脳科学研究特殊実験Ⅱ~Ⅴ」の履修については、上記によらず、博士論文審査を含めて総合的に判断する。
  3. 博士論文を提出し、最終試験に合格すること。
  4. 研究に必要な1カ国以上の外国語に通じていること。


脳科学実験1
脳科学実験2
脳科学研究科内の研究室を選択し,集中的に実習・実験を行うことにより,脳科学研究を実体験する。この体験を通じて,多様な研究手法と研究戦略を学び,自己の研究計画についても検討する。
研究安全と倫理
科学研究の遂行に際して求められる安全と倫理について,多様な視点から総合的に学ぶ。実験に伴う一般的な危機管理に加え,生物実験に特有の規則や生命倫理等について広く知ることにより,脳科学が直面する諸問題について学習する。
脳構造形態学実習
ヒトおよびマウスの脳の構造の基本を実習をとおして学ぶ。具体的には,ヒトの成体脳の解剖学,ヒト神経疾患の組織学,マウスの胎児から成体までの脳の発生学の基本を身に付ける。
科学コミュニケーション
国際的に活躍できる脳科学研究者に不可欠な科学コミュニケーション力について学ぶ。演習を通じて,口頭発表,スライド作成,論文執筆,討論を自在に行うことができる力を養う。
脳科学研究戦略
脳科学研究に必須である仮説の策定,研究課題の設定,実験計画の立案などについて,教員による最先端の研究紹介を通じて総合的に学ぶ。新たな研究手法の開発や,共同研究の実施方法についても学習する。
神経科学入門
脳科学の基礎的事項について,システム・行動レベルと分子・細胞レベルの双方の視点から学ぶ。感覚,記憶,運動などの神経回路メカニズムや,神経細胞とシナプスにおける情報伝達のメカニズム等について学習する。
細胞生物学
脳の構成成分である神経細胞,グリア細胞,血管細胞等について,分子レベルも含め基礎から学ぶ。学部において生物学,特に細胞生物学を充分に学べなかった学生を主な対象とする。
分子生物・遺伝学
脳を含む生命現象の理解に不可欠な分子生物学と遺伝学について基礎から学ぶ。学部において生物学,特に分子生物学と遺伝学を十分学べなかった学生を主な対象とする。
病態脳科学入門
脳の疾患に関する研究はこの40年あまりで著明な進展を遂げた。本科目ではこの間にどのように脳疾患研究が進展してきたかを,重要論文を読みながらその背景などについて学ぶ。
神経生物物理学
脳の生体物理現象について総合的に学ぶ。電気生理学を中心として,神経細胞や神経回路における分子の動態,信号の生成と伝達,情報の表現等について,実験事実や数理モデルも含め学習する。
神経情報計算論・統計
実験データの解析に不可欠な統計処理について学ぶ。有意差検定法,分散分析法,直線近似法などの基本的統計処理法を演習を通じて体得するとともに,統計ソフトウェアやコンピューターシミュレーションの方法も身に付ける。
行動認知神経科学
行動につながる脳の高次機能について総合的に学ぶ。認知,学習,記憶,情動,思考等について,心理学,神経生理学,情報科学を含む多様な視点から学習する。
記憶・学習
記憶と学習の脳内メカニズムについて総合的に学ぶ。動物行動学、心理学,脳活動イメージング,神経生理学,分子生物学等の最新の知見と方法論を学習する。
神経疾患と創薬
多様な脳疾患について総合的に学ぶ。脳血管障害,脳損傷,神経変性疾患等の病態と発生メカニズムについて,神経回路の変性,生化学的変容、遺伝的背景等の視点から知るとともに,それらの予防や回復をめざす治療法と創薬の現状を学習する。
神経シグナリング
脳の細胞内および細胞間において情報が伝達されるメカニズムについて総合的に学ぶ。神経細胞間のシナプスにおける電気シグナルと分子シグナルの授受や,グリアと神経細胞の間の情報のやりとり等を学習する。
神経発生と生後発達
脳の発生の仕組みと認知・情動・運動・感覚の成立の関係について学ぶ。発生生物学,分子生物学,神経生理学,心理学の最新知見を基に,脳の基本的な機能成立に必要な分子機構を学習する。
ストレス・老化神経科学
脳を含む生体におけるストレスと恒常性維持および老化に関与する分子機構について学ぶ。神経細胞の機能障害や幹細胞の増殖制御の障害等に焦点を当て,多様な疾患の発症に関与する分子機構を学習する。
脳科学研究基礎実験Ⅰ
所属研究室の基本的研究手法を学び体得する。また,所属研究室から報告された論文を精読し,その内容を十分に理解することで,自ら実験を開始するに必要な重要基本事項を学習する。
脳科学研究基礎実験Ⅱ
基礎実験Ⅰで習得した手法を使い実験を行う。まず実験計画を作り,指導教員と研究スタッフから助言を受ける。同時に,関連する論文やテキストを精読し,今後の研究戦略を考察する。
脳科学研究基礎実験Ⅲ
基礎実験Ⅱの結果を更に進展させるために必要な研究手法と、今後の研究の方向性について,指導教員と研究スタッフの助言を受けながら考察する。同時に,多様なデータ解析の方法を習得し,最新の論文やテキストの内容もふまえ,実験の改善を進める。
脳科学研究基礎実験Ⅳ
基礎実験Ⅰ-Ⅲで得られた実験結果をまとめ,関連する他の論文と比較して,世界における自己の研究結果の位置を確かめる。また,実験結果を学会,セミナーなどで公表し,論文を作成し投稿する。
脳科学研究特殊実験Ⅰ
実験結果を英語論文として執筆し,国際誌に投稿できるようにする。同時に,論文に現れない実験方法の工夫,実験結果に関する独自の考察,今後の研究の方向や方針等を含め,学位論文としてまとめる準備をする。
脳科学研究特殊実験Ⅱ
学位論文の作成に向け,研究テーマを探し,実験計画をデザインする。また,計画の遂行に必要な技術を開発し導入する。予備実験を行い,計画の実現性を再検討し補正し,必要に応じて学内・学外の研究室を訪問し,研究手法の助言を受ける。
脳科学研究特殊実験Ⅲ
特殊実験Ⅱで得られた予備実験結果をふまえ,本実験を開始する。得られた実験結果を解析し検証しながら,研究を進める。実験の節目ごとに指導教員の意見を聞き,実験の重要性と方向性を評価しながら研究を進める。また,論文の組み立てを想定しながら実験を行う。
脳科学研究特殊実験Ⅳ
特殊実験Ⅲの結果をふまえ,論文投稿に向けて実験を集中的に行う。同時に,卒業後の進路を計画する。また,論文執筆の力を磨くことを目的に,論文を書き始める。新たな実験結果を論文に反映させ,完成した論文原稿を投稿し査読者からのコメントを待つ。
脳科学研究特殊実験Ⅴ
学位論文の執筆を開始する。また,投稿論文に対する査読者からのコメントに対して修正し再投稿する。最終的に,学位論文を完成させ提出して審査を受ける。また審査員からのコメントに対し修正を行う。同時に、進路計画に基づき,国内外の研究室への問い合わせや,企業への就職活動を行い,必要に応じて奨学金や科学研究費への応募も行う。